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  • 執筆者の写真典也 菅原

碁石の産地と材質による価値の違い

碁石の産地と材質による価値の違いとは?高級品の特徴や見分け方を解説

碁石は、囲碁を楽しむために必要な道具ですが、その種類や品質はさまざまです。碁石の産地や材質によって、価値や特徴が大きく異なります。この記事では、碁石の産地と材質による価値の違いとは何か、高級品の特徴や見分け方を解説します。

碁石の産地と材質による価値の違いとは?

碁石は、白石と黒石の2種類がありますが、その原料はそれぞれ異なります。白石は貝殻から、黒石は石から作られます。その貝殻や石の産地や品質によって、碁石の価値は大きく変わります。

白石の産地と材質

白石の原料となる貝殻は、ハマグリが最も有名です。ハマグリは日本各地で採れますが、特に宮崎県日向市で採れるハマグリは「碁石のために生まれてきた貝」と言われるほど、厚みや模様が美しく、白石の最高峰とされています。

しかし、日向産のハマグリはすでにほとんど採り尽くされてしまい、現在では「幻の碁石」と呼ばれるほど希少です。そのため、現在流通しているハマグリ碁石のほとんどはメキシコ産のハマグリを使用しています。

ハマグリ以外にも、アコヤガイやシャコガイなどの貝殻も白石の原料として使われますが、ハマグリに比べて厚みや色合いが劣ります。

黒石の産地と材質

黒石の原料となる石は、那智黒(なちぐろ)が最も有名です。那智黒は三重県熊野市で採れる粘板岩で、硬くてキメ細かく、黒光りする美しい石です。那智黒から作られた碁石は「那智黒碁」と呼ばれ、黒石の最高級品とされています。

那智黒以外にも、中国産や韓国産などの粘板岩や玄武岩なども黒石の原料として使われますが、那智黒に比べて色合いや手触りが劣ります。

高級品の特徴や見分け方

高級品の碁石は、以下のような特徴を持っています。

• 厚みがある(10mm以上)

• 形が整っている(丸みがあり、平らでない)

• 模様が美しい(白石は濃淡の縞模様、黒石は黒光りする)

• 手触りが良い(滑らかでなめらか)

• 音が良い(高くて響く)

高級品の碁石を見分けるには、以下のような方法があります。

• 目で見る(厚みや形や模様を確認する)

• 手で触る(手触りや重さを感じる)

• 耳で聞く(音を聞く)

• 口で味わう(白石は舐めると甘い)

まとめ

碁石の産地と材質によって、価値や特徴が大きく異なります。白石はハマグリ、黒石は那智黒が最高級品とされていますが、それぞれ希少で高価です。高級品の碁石は、厚みや形や模様や手触りや音などで見分けることができます。碁石は囲碁の楽しさを左右する重要な道具ですので、自分に合った碁石を選ぶことが大切です。

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